連結会計 2009 9 22

 私は、2003年頃、このようなことを書きました。
「日本政府の会計には、一般会計と特別会計があります。
しかし、マスコミがよく議論するのは、一般会計だけです。
なぜか、特別会計には、誰も注目しません」
 おそらく、誰もが、「特別」とついているので、
「たいしたことはない。ヘソクリ程度」と思ったのでしょう。
 確かに、JRの時刻表を見ると、特別急行は少なく、
大部分は、普通列車です。
これが、普通の人の感覚でしょう。
 でも、日本政府の会計は、「特別」です。
今は、どうなっているか知りませんが、
2003年に、このサイトでは、
「一般会計に対して特別会計の大きさは4倍に近い」と書きました。
 そういうわけで、日本政府の会計は、
一般会計と特別会計を連結で見ないと、わからないのです。
つまり、一般会計だけでは、日本政府の会計は見えてこないのです。
よく財源がないと聞きますが、このヘソクリを何とかすべきでょう。
そういう趣旨で、2003年頃に書いたと思います。
 企業の会計も、連結で見ないと、わからないのです。
昔は、連結でなかったので、思わぬことで、
投資家が損をしたり、得をしたり、不確実性が多かったのです。
 特別会計を廃止して、一般会計一本にすると、
一般会計が、あまりにも大きすぎますか?
 ところで、人によっては、
特別会計のことを、影の国立銀行とか、官製ファンドとか呼んでいます。
 ここまで読むと、一般の人は、驚いたかもしれませんが、
こうした問題は、知っている人には、実は、ポピュラーな問題でした。
 私は、1990年代の前半に、秋田県かどこかへ旅行中に知りました。
その時は、旅行中なのに、小難しい問題だと思いましたが、
やはり、興味を持ちました。
 昔は、知人と勉強会をかねての旅行のようなものが何回かありました。
忙しくて、旅行でもないと、まとまった時間が取れなかったからです。














































トップページへ戻る